
―我が家のリアル:「問い」と「活動内容」でほぼ2日かかった<学内締切2日前 その2>
前回は、トビタテの「趣旨」と「求める人材像」について確認しました。
特にキーワードとなるのが「世界の人々との交流」です。留学計画を立てる際は、現地の人々と関わり、その中から得られる気づきや解を探す視点を持つことが重要になります。
さて、ここからはいよいよ留学計画書の本丸、「3 探究活動」に取りかかります。
今回は、その核となる 留学計画書「3 探究活動」 の書き方を整理します。
このパートは計画書の中心であり、採否を左右する最重要項目です。中でも、焦点となる項目が「問い(3-1)」と「活動内容詳細(3-4②)」の2つです。
今日は、特に長男が苦労したポイントを、これから挑戦される方へのヒントも兼ねてご紹介します。(とはいえ、まだ採用されたわけではないのでご参考までに。)
この記事の目次
「3 探究活動」の全体構成
留学計画書の「3 探究活動」は以下の項目で構成されます。
- 3-1 問い
- 3-2 問いの設定理由や経緯
- 3-4① スケジュール(概要)
- 3-4② 活動内容詳細(850文字・最重要)
- 3-5 留学前の活動
- 3-6 留学後の活動
中でも核となるのは、
- 「3-1 問い」
- 「3-4② 活動内容詳細」
の2つです。
3-1 「問い」:留学の軸を決める
「問い」は、探究活動全体の方向性を決める最初の一歩です。
ポイントは以下の2点。
- 独自の視点を持つこと
- 海外での交流を通して答えを導く構成にすること
もし「問い」がまだ明確でない場合は、あえて「3-4② 活動内容詳細」から書くのも効果的です。
「どんな活動をしたいか」を先に整理することで、そこから自然に「何を明らかにしたいか」「何が明らかにできるか」という問いが導かれます。
3-4② 「活動内容詳細」:最も重要なパート
850文字の大ボリュームを占めるこの項目が、計画書の中核です。
以下の3点を意識して書くと、計画の実現性と説得力が高まります。
- どこで:国や都市を具体的に記載。
- 誰に:インタビュー対象や現地で関わる相手を明確に。
- 何を・どのように:施設訪問、調査、インタビューなどの内容を具体化。
とくに、「なにを・どのように」という観点では、以下の点は必須です。
- 「世界の人々との交流」を行う場面を明確にする。
- 現地の人との対話やインタビュー、共同活動を計画に含める。
つまり、「海外でしか得られない解」を追求する構成が理想です。活動内容が具体的であるほど熱意が伝わり、採用可能性も高まります。
どうしても活動が決まらないとき
どうしても活動内容がきまらないとき、例えば、
・活動内容はほぼ決まっているが、どこの国、どの都市でできるかわからない
・行きたい国・都市は決まっているが、そこでどのような活動ができるか思い浮かばない
このような場合は、まず、学校の先生や留学エージェントを頼ってみるのもいいでしょう。特に、留学エージェントで「トビタテ」の取り扱いを謳っているようなところは、たいてい、留学計画書の書き方のアドバイスも行ってくれます。
また、人に話すことで、自分の疑問や考えが明確になることもあります。
3-2 「問いの設定理由や経緯」:背景と動機を語る
「活動内容」と「問い」が決まったら、「なぜその問いに取り組みたいのか」を整理します。
ここでは、自分自身の経験・体験を絡めて書くことが大切です。
自分自身の経験・体験は、その人独自のものです。つまり、経験・体験をもとにした理由や経緯は、それだけで「問い」へのアプローチが独自のものになるのです。
トビタテの求める人材像には、「独自の視点や考え方」を持つことが挙げられています。かならず、経験・体験をもとにした、「問い」にしてください。
3-5 留学前の活動
海外での探究を成功させるために、日本で進めておく準備を記載します。
例:
- 関連資料や事例の調査
- 現地施設への連絡・アポイント
- 日本国内の関連施設や企業への訪問
こうした「準備の姿勢」が、探究心の深さを示す要素にもなります。
3-6 留学後の活動
これも、実はなかなか時間がかかりました。まだ行ってもいない留学なのに、得られるであろう知見をもとにしたその先の探究活動を書かなければいけないからです。
トビタテは、留学を 目的ではなく手段 と捉えています。なので、挑戦し続ける気持ちを表すようにします。
この項目では、「日本の未来を創る将来のグローバル探究リーダー」としての活動を思い浮かべてください。
3-4① スケジュール(概要)
最後のまとめとして、活動全体の流れを整理します。
全体の構成や整合性を確認するためにも、最後に記入するのが効果的で効率的かと思います。
まとめ:探究活動の核心は「問い」と「交流」
「探究活動」は、計画書全体の中で最も時間と労力を要する部分です。
長男も、学内締切の残り2日間をほとんどこの作成に費やしました。
その結果、4以降の項目についての提出は後日対応となったようです。
次回記事では、校内提出後にどのような添削やフィードバックがあったのかを紹介できればと思います。
#B308


