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【英単語】最強のCEFR単語リスト 「Oxford 3000」「Oxford 5000」の活用ガイド

前回の記事では、CEFR(セファール)が「世界標準の英語力指標」として、大学入試や各種資格試験、さらにはケンブリッジ大学出版やオックスフォード大学出版といったグローバル教育の現場でも重要視されていることを紹介しました。

CEFRがなぜ多くの学習者や教育機関に支持されているか、その理由として「英語力を客観的・世界共通の枠組みで評価できる」ことや、「4技能バランス重視の実践的な指標である」ことが挙げられます。

今回は、さらに深く、「実際にどの単語をどのレベルで使うべきか」「語彙習得の学習指針としていかにCEFR単語リストを活かすか」をテーマに解説します

特に、Oxford University PressのCEFR対応単語リスト「Oxford 3000」「Oxford 5000」は、学習指針として非常にわかりやすく拡張性も高いです。この記事では、CEFR単語リストの概要と活用法、さらには各レベルに含まれる具体語例、主要試験で使われる語彙分布まで詳しく解説します。

Oxford University PressのCEFR単語リスト

Oxford University Pressでは「Oxford 3000」「Oxford 5000」というCEFR準拠の単語リストを公開しています。これらはCEFRのA1〜C1各レベルごとに語彙が分類されており、自分の目標レベルや使いたい教材と照らし合わせて使うことができます。

  • Oxford 3000:A1~B2レベル(入門~中上級)の必須語彙3000語を収録。 
  • Oxford 5000:B2~C1(中上級~上級)までカバーした拡張リストで、合計5000語を網羅。

「Oxford 3000」「Oxford 5000」についての詳細はコチラから → 【Oxford University Press 公式サイト】

「Oxford 3000」「Oxford 5000」のダウンロードはコチラから → 【Oxford Learner's Dictionaries Oxford 3000 and 5000】

これらのリストは、各単語がCEFRのどのレベルに該当するか明記されている点が特徴です。しかも。無料でPDFファイルのダウンロードできるのがありがたいですね。

ダウンロードする場合は、「Download」をクリックすると、ダウンロードできるリストの種類が表示されます。ちなみに、アメリカ英語のリストもありますよ。

Oxford 3000 and 5000 ダウンロード画面(出典:Oxford University Press)

CEFR各レベルの単語例

レベルごとの単語の難易度の参考のために、各レベルの単語を品詞ごとににしていただくだめに、10語ピックアップしてみました。

CEFR レベル別 単語例(品詞別)

このように、レベルが上がると抽象度や専門性の高い語彙が増えます。

CEFRレベル対応表(主要試験や学年との比較)

CEFRレベルTOEFL iBT®IELTS英検目安となる学年・難易度
C2114–1208.5–9.0大学院入試レベル
C195–1137.0–8.01級難関大学・上級者
B272–945.5–6.5準1級大学入試・上級
B142–714.0–5.02級高校卒業〜大学初級
A232–413.0–3.5準2級中学卒業相当
A10–312.5以下3級以下中学初級

CEFRレベル対応表を再掲しておきます。

長文一題あたりのB1以上語彙数

主要試験で出題される長文内の、CEFR B1以上の単語数を比較すると、難易度イメージがより明確になります。

最初の長文問題一題あたりの語数イメージ

試験総語数B1語数B2語数C1語数
共通テスト約310語19150
英検2級約250語3120
英検準1級約260語9135
英検1級約370語42330
各試験の最初の長文問題一題あたりの語数イメージ
  • 「共通テスト」は全体的にB1、B2の語彙も出現しますが、C1はほぼなし
  • 英検2級ではB2の語彙も少し増えるものの、準1級・1級でC1語彙比率がぐっと高まります
  • より高難度の試験ほどCEFR高レベル語彙が多く、学習の目安や対策立案に便利です

まとめと今後

CEFR対応単語リストを活用することで、自分の現在地や目標レベルが明確になります。今後このサイトでは、CEFR準拠の長文対策や単語リストをさらに充実させていきます。自分に合ったレベルから語彙力・読解力を徐々にステップアップしてください。次回の記事もぜひご覧ください!

#B013