
おはようございます.ぐ~ままです.
ぐ~ままの子どもたちが,ハマったものを紹介していきます.
今日は,新訳のドリトル先生シリーズの紹介です.
どちらかというと,本嫌いだったぐ~ままの子どもたちがハマった,ありがた~いシリーズです.
特におススメする理由は,完全訳にもかかわらず,新訳が,非常にわかりやすくて読みやすいからです.
ドリトル先生シリーズ とは
ドリトル先生シリーズは,イギリス出身の作家ヒュー・ロフティングによる児童文学の名作です.
第1作目が1920年発刊ですので,今から約100年前の作品ということになります.
動物語が話せるお医者さんである,ドリトル先生が動物たちと世界中を冒険するお話です.
子どもの頃に読んだことがある方っも多いと思いますが,動物と話せるなんて,うらやましい,と思いませんでしたか?
ぐ~ままの子どもたちも,一度読み始めると,すっかりハマりました.
ヒマさえあればむさぼり読む姿に,感動すると同時に,心配にもなったほど.
「自分も動物と話せたらなぁ」というあこがれが,子どもたちをここまで引き付けたんだと思います.
これまで,ドリトル先生シリーズの完全訳は,1950年~70年代の井伏鱒二によるものしかありませんでした.
井伏鱒二は,言わずと知れた日本文学界の大御所ですが,今にはそぐわない表現と硬い訳が,ぐ~ままは苦手でした.
実のところ,ぐ~ままはその訳になじめず,自分が子どもの時は,最初の1冊しか読んでいませんでした.
新訳ドリトル先生シリーズは 子ども向け
井伏訳から半世紀がたち,2011年に河合祥一郎氏の新訳が,完全訳で角川つばさ文庫から出版されました.
角川つばさ文庫には,子ども向けに読みやすい本がラインアップされています.
河合氏の新訳ドリトル先生もまた,わかりやすく,やさしい日本語で,書かれていました.
井伏訳とあまりに違う語調に,ぐ~ままは最初,子ども向けの抄訳だと思っていたぐらいです.
ですが,子どもを意識して言葉をやさしくしただけの完全訳だそうです.
読者をひきつけるテンポの良い語調とわかりやすい日本語に,ぐ~ままの子どもたちもすっかり,ハマりました.
特に,小3のGirlはもともと本嫌いで,それまでほとんど本らしい本を読んでいなかったにもかかわらず,新訳ドリトル先生シリーズは,全巻を読破.
小5のBoyに至っては,勢い余って,英語の原文にもトライするほど虜になりました.
もちろん,ぐ~ままも童心に返って,ン十年の時を経て,初めて全巻制覇です.
挿絵も子どもをひきつける
新訳 ドリトル先生シリーズのもう一つの魅力は,挿絵です.
一見すると,漫画かな?,と思えるような,ポップな挿絵がふんだんに使われています.
このおかげで,子どもたちの読書へのハードルが下がって,より親しまれやすくなっています.
新訳にしかない番外編と短編
井伏訳のドリトル先生シリーズは,全12巻(上下巻に分かれているストーリーがあるので,全13冊)でしたが,新訳には,井伏訳にはない番外編と短編も含まれています.
コアなファンには,うれしい限りです.
まとめ
新訳 ドリトル先生は,角川つばさ文庫からの出版です.
やさしい言葉に,子ども向けの抄訳にも思えますが,ちゃんとした完全訳です.
動物と話せるという,夢のような話の設定も,子どもに親しまれやすいポイントです.
お子様におススメです.