おはようございます.ぐ~ままです.
「セミ」といえば,日本の夏の風物詩.
セミの鳴き声を聞くと,「あ~,夏だ~」なんて思いますよね.
今年は,梅雨空が続いているせいか,まだあまりセミの声が聞かれませんね.
ところで,欧米の多くの国では,セミになじみがないって知っていますか?
ヨーロッパやアメリカのセミ事情
ヨーロッパ
ヨーロッパでも,南部のイタリア,ギリシャ,スペインなどには,生息していますが,それより北の,ドイツ,フランス(南部地方には生息している),イギリスなどには生息していません.
なので,ぐ~ままが夏をイギリスで過ごした時,本当に「静か」で驚きました.
「セミ」がいないからです.
地元に人に聞いたら,夏が涼しすぎて,セミが生息できない,とのこと.
たしかに,ヨーロッパの夏は,湿度が低く,涼しくて過ごしやすいです.
一般家庭にはクーラーもないほどです.
そして,cicada を Cambridge Englsih Dictionary で調べてみました.
"cicada"
a large insect found in warm countries that produces a high continuous sound
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/cicada
「暖かい国」で見られる大きな昆虫,という意味ですね.
やはり,ヨーロッパは「セミ」にとって,涼しすぎる,ということなんでしょう.
それにしても,「produces a high continuous sound」という説明に笑いました.
鳴くのはオスだけですが,確かに high continuous sound ですね.
アメリカ
実は,アメリカでもセミを見かけることはほとんどありませんん.
生息はしています.
ただ,生息しているセミのほとんどが,13年か17年ごとに出現する周期ゼミのため,あまり見かけることがないのです.
今年は,17年周期ゼミの出現の年なので,かなりにぎやかになりそうというニュースは,よく見かけますね.
ですが,子ども時代をセミを知らずに大きくなり,少し成長してから周期ゼミをみて,驚く子どもも多いのだとか.
「セミ」は英語でなんていう?
ここで,表題のトピックに戻ります.
「セミ」を,英語で言えますか?
ぐ~ままは,本当につい最近知りました.
「セミ」は英語で,「cicada」( /sɪˈkɑː.də/)といいます.
読むのも難しいですよね.
なぜ,「cicada」になじみがないか?
調べれば,「セミ」の英語はすぐわかったけど,なぜ最近まで聞いたことがなかったんだろう,という疑問がわきました.
英語を始めたばかりの時って,カードなどで,物の名前をよく覚えましたよね.
昆虫や動物は身近なので,よく出てきました.
あり ⇒ aunt
バッタ ⇒ grasshopper
ハチ ⇒ bee
こんな風に,身近な昆虫の名前は結構早くに覚えたと思います.
でも,こういう単語のリストに「セミ」はほとんど出てこなかったんですね.
最初は,読み方が難しいからかな,なんて思っていたのですが,欧米の「セミ」事情を調べて,納得しました.
つまり,Native English Peopleにとっては,「セミ」そのものがなじみがないので,あまり英語でも聞かないんじゃないのかな,と思います.
先日は,セルビア人講師とDMMでオンライン英会話をしていたのですが,「cicada」という単語もご存じでありませんでした.
画像を見せても,知らない,とのこと.
まとめ
日本人にとっては,身近な「セミ」.
英語では,「cicada」と言いますが,結構知らない人は多いのではないかと思います.
日本人にとっては,セミのなきごえ,とか,セミ取りは,夏の風物詩.
でも,世界では,そんなことはなかったんですね.
「セミ」で,世界の多様性の新たな一面を見た気がしました.
(ぐ~まま)