おはようございます.とんとんです.
先週,衝撃的なニュースが飛び込んできました.
EUで,充電器をUSBタイプCに統一するというニュースです.
EU rules to force USB-C chargers for all phones (BBCニュース)
スマホ充電器を「USBタイプC」に統一へ…EU、アップル「ライトニング」端子を事実上排除(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
なぜ衝撃かというと,また日本が後れを取ったという大きな焦りがあるからです.
便利なUSBタイプC
「統一されたら,便利になっていいやん!! 何を焦るの??」
と言われそうです.
事実,USBタイプCは,便利です.
タイプCのスゴさは,以下の記事でも少し紹介しました.
このタイプCのおかげで,今までばらばらだったいろんなケーブルが統一されるので,利便性が大きく向上しました.
規格が統一されるということは,プラスチックごみの削減にもつながります.
今回,ここに目をつけたEUが,規格の統一化に踏み切りました.
EU主導のルール
タイプCの最大の特長は,電源供給と映像出力が可能になったことです.
おかげで,今までは機器と機器をつなぐ役割しかなかったケーブルで,充電までできるようになりました.
充電器だけでなく,プリンター,PC,プロジェクターもすべてこれでつなぐことができます.
膨大な市場規模になります.
この規格統一が,EUの提案で行われる,というところに大きな意味があります.
アップルのライトニングケーブル
タイプCの規格化は,いうまでもなく,アップル社のライトニングケーブルに真っ向から対立する構図となりました.
ライトニングケーブルが使えなくなると,アップルは打撃を受けるでしょう.
ですが,ライトニングケーブルは既に通信速度的には厳しくなってきていますし,アップルのタブレットやPCの一部ではタイプCが採用されているで,それほど大きな打撃ではないとみています.
むしろ,アップル社としても,移行の準備を進めていたと言えると思います.
規格を作る側に立てない日本
ここまできても,タイプCの規格化で何を焦るか?という疑問が解決していませんね.
とんとんが焦る理由.
それは,この流れの中で,日本が全く関与できていないことです.
いまも,これまでも,他の国が主導したルールや規格に合わせて,ひたすら頑張ってきたのが日本です.
今回のタイプCの規格化においても,またもや,日本は,ルール,規格を作る側に回れなかったのです.
ここに焦っています.
とんとんの憂慮
もしかすると,近い将来,すべての電気製品がUSBタイプCケーブルで繋がるようになるかもしれません.
そうなったら,日本は完全に出遅れたことになります.
タイプCの規格化は,始まりに過ぎないと思います.
改めて書いていきたいと思っていますが,すでに電気自動車のケーブル,コネクターの規格もほぼ決まっています.
電気自動車の次は?
電気以外は?
そんなことを考えていくと,とんとんは,どんどん焦ってくるのです.
たかが,充電ケーブルの規格化で先手を取られただけ,とは楽観できない現実です.
まあ,とんとんの戯言ですが,,,
(とんとん)