
―我が家のリアル:AIを使って通ったけれど、使い方にはコツがある
今回、トビタテの申請書の大部分を生成AIで仕上げました。賛否はあるかもしれませんが、そもそも生成AIはツールです。使えるツールを使うことは、私は問題ないと考えています。
結果として書類審査は通過したので、問題はなかったんだと思います。
ただ、AIの使い方には、コツがあります。今回は、トビタテの申請書を仕上げるにあたって、私が実践し、たコツを備忘録としてまとめておきます。
※あくまで私見になります。
この記事の目次
生成AIは、申請書に使えるか
まず前提として、生成AIはツールです。使うこと自体よりも、どう使いこなすかが大事です。ただし、AIは万能ではなく、こちらがそのまま受け取ると危ない部分もあります。
たとえば、AIには次のような難点があります。
- 高校生の探究活動としては実行が不可能に近い提案を出してくることがある。
- 言葉遣いが洗練されすぎていて、(たぶん)AIを使用していることがバレバレ。
- 情報が古い場合もある。
だからこそ、推敲と確認は欠かせません。
実は、我が家の長男は最後の最後でAIを使用し、十分な確認をしないまま提出してしまい、内容に矛盾が生じていたり、AIを使ったことが一目瞭然の内容・言葉遣いで、面接では冷や汗ものでした。
逆にそれでも長男は一次審査は通ったからこそ、生成AIは使える、と言い切れるわけなのですが、この点においては反省しており、推敲と確認はすべきです。
AIに全部任せるのではなく、最後は必ず人の目と手で整える必要があります。
AIを使いこなすために
我が家なりの生成AIの使い方のコツをまとめます。
① まずはざっくり案出し
探究テーマなどが決まっていないときは、行きたい国と、以下の指示ワードを入れてみてください。AIがアイデアを出してくれます。
指示ワード:「国名 高校生 トビタテ 探究のテーマ」
② テーマを絞る
出てきた案の中から、興味のある分野を少しずつ絞っていきます。
指示ワード:「○○の分野で5つトピックを挙げて」
のように聞くと、候補を広げやすいです。
③ 気に入らなければ出し直す
しっくりこない場合は、別の5案を出してもらうか、分野そのものを変えてみます。この「出し直し」は自分のやりたい内容に近づくためにかなり大事でした。
④ トピックが決まったら、問いと概要を作る
トピックが大まかでもいいので固まったら、次は「問い」「概要」の案出しです。
指示ワード:「○○のトピックで、探究のタイトル、問い、概要の案を出して」
ある程度方向性が見えてくるので、ここで一気に形になります。なんだか、できそうな気がしてきませんか?
⑤ 活動内容までまとめる
概要が決まれば、次は具体的な活動内容です。
指示ワード:「具体的な活動内容をまとめて」
かなり具体的にまとめてくれます。ですが、ここが一番要注意。AIの暴走が起きやすいところです。
一番起こりえるトラブルは、高校生の探究ではなかなか実現が難しい内容の活動を提案してくること。高校生の場合、たいてい、語学学校に在籍し、放課後や週末に探究活動を行います。ですが、遠方の施設に調査に行ったり、企業を訪問して見学したり、大学の研究室を訪問して理論を学ぶ、と少し難易度が高い活動を提案してくることも多々あります。
このような場合は、「高校生の探究」であることを明確にして、活動内容を考えてもらうといいです。
指示ワード:「高校生が現地で行うことのできる探究活動を考えて」
もしくは、
指示ワード:「高校生が現地で行えるアンケート中心の探究活動を考えて」
いかがでしょうか?このように、「高校生」や「アンケート」というキーワードを入れていくことで実現可能性の高い活動内容の案を出してもらえるはずです。
また、アンケートの場合は、具体性を出すために、アンケートの実例を挙げるのも効果的です。
指示ワード:「現地で行うアンケートの具体例を3つ挙げて」
活動内容には、アンケートの具体例を入れて作成すると、ポイントアップ!!
⑥ 推敲と確認(ここが一番大事)
最後は、必ず内容を確認してください。
項目ごとにAIに繰り返し案を出してもらっていると、内容が微妙にずれてきます。そのすり合わせは、やはり最終的に自分の目で見て行う必要があります。
これを怠ると、全体的に齟齬が生じるマイナスポイントの多い申請書になります。
⑦ 日本語の違和感解消に使えるウラワザ
生成AIを使って文章を作成すると、妙に洗練されすぎた日本語になります。「これ、自分では絶対書かないな」という感じです。審査している方も絶対に気づきます。
そんなときの魔法の一言があります。
指示ワード:「中学が書くような平易な文章に直して」
この一言で、「あ、この文章ならありかも」と思える文章になるはずです。
まとめ
生成AIは、トビタテの申請書づくりにかなり役立ちました。ただし、使いっぱなしではだめで、最後は必ず自分で見直して、齟齬や無理のある内容を直すことが大切です。
要するに、
- AIは使っていい。
- でも、丸投げはしない。
- 実現性と日本語の自然さは、自分で整える。
この3つを意識すれば、かなり助けになると思います。
実際に、生成AIをつかって作成した申請書で一次審査に合格したからこそ言える、使い方のコツでした。
#トビタテ
#生成AI
