
こんにちは。Penguin Mumです。
英語の長文読解は、多くの英語資格試験や大学入試で最も重要なセクションの一つです。英検2級から1級、共通テスト、さらにはTOEFL JuniorやTOEFL iBTといった海外留学対策の試験に至るまで、どの試験でも長文読解問題は必須であり、その語数や内容の難易度も年々増加傾向にあります。
速く正確に英文を理解する力は、単に語彙や文法の知識を持つだけでなく、構文の把握力や論理的思考力も求められます。
本記事では、それぞれの試験における長文の単語数を検証し、効率よく長文読解力を伸ばすための具体的な対策法を紹介します。英語を得点源にしたい方や、各試験での長文読解に自信を持ちたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
長文問題の語数比較
主要試験の長文の取り扱い語数を比較しておきましょう。共通テスト(2年分)、英検2級・準1級・1級、TOEFL Junior・TOEFL iBTの長文で取り扱われる分野と語数を書き出しました。
共通テスト
2025年共通テスト
| 大問 | 内容・分野 | 本文の語数(目安) |
| 第1問 | パンフレット | 約180語 |
| 第2問 | ブログ記事 | 約280語 |
| 第3問 | 物語文 | 約340語 |
| 第4問 | エッセイとコメント | 約380語 |
| 第5問 | Eメールのやり取り | 約660語 |
| 第6問 | 物語文 | 約690語 |
| 第7問 | 記事 | 約700語 |
| 第8問 Step1 | 複数の意見と資料の読み取り | 約490語 |
| 第8問 Step3 | 約220語 | |
| 合計 | 約3,900語 |
2024年共通テスト
| 問題 | 内容・分野 | 本文の語数(目安) |
| 第1問 A | チラシ | 約210語 |
| 第1問 B | 案内文 | 約270語 |
| 第2問 A | チラシ | 約200語 |
| 第2問 B | レビュー記事 | 約320語 |
| 第3問 A | ブログ記事 | 約280語 |
| 第3問 B | 学校新聞 | 約350語 |
| 第4問 | 記事+アンケート・グラフ | 約520語 |
| 第5問 | 物語文 | 約990語 |
| 第6問 A | 記事 | 約550語 |
| 第6問 B | 論説文 | 約780語 |
| 合計 | 約4,500語 |
英検
英検2級
| 問題 | 内容 | 本文語数(目安) |
| 大問2 A・B | 説明文(社会問題、環境、科学など)の空所補充型 | 約270語 ×2 |
| 大問3 A | メール などの内容一致選択型 | 約240語 |
| 大問3 B | 説明文(科学、社会問題、歴史 など)の内容一致選択型 | 約350語 |
| 合計 | 約1100語 |
英検2級は「高校卒業程度」を目標にしているため、題材は、比較的身近なものが多いです。
英検準1級
| 問題 | 内容 | 本文語数(目安) |
| 大問2 A・B | 説明文(社会問題、環境、科学など)の空所補充型 | 約250語 ×2 |
| 大問3 A | 説明文(時事問題、エッセイ、文化紹介など)の内容一致選択型 | 約400語 |
| 大問3 B | 説明文(時事問題、エッセイ、文化紹介など)の内容一致選択型 | 約500語 |
| 合計 | 約1400語 |
準1級では、2級以上に専門性や社会性が強い題材が取り扱われます。正確な文法知識や、やや専門的な単語も取り扱われ、非常に高い英文読解力が求められます。
英検1級
| 問題 | 内容 | 本文語数(目安) |
| 大問2 A・B | 空所補充型 | 約350語 ×2 |
| 大問3 A | 内容一致選択型 | 約500語 |
| 大問3 B | 内容一致選択型 | 約800語 |
| 合計 | 約2000語 |
1級では、学術的な題材・評論文・社会問題・学術論文・時事的エッセイなど、よりアカデミックで専門性の高い題材が多くなります。読解力はもちろんのこと、背景知識も必要になります。
TOEFL
TOEFL Junior Reading Comprehension
| 問題 | 内容 | 本文語数(目安) |
| 大問7題 | 表から内容の読み取り、メール、学校生活、科学、歴史 など | 約200~300語 |
| 合計 | 約1600~2000語 |
TOEFL iBT
| 問題 | 内容 | 本文語数(目安) |
| 大問3~4題 | アカデミックな内容(科学、生物、歴史、経済、教育など) | 約700語 |
| 合計 | 約2100~2800語 |
英語長文対策の重要性
英語資格試験や大学共通テストでは「英語長文」が得点源であり、合否を分ける最大のポイントです。どの試験も複数ジャンルの長文読解が出題され、速く・正確に多量の英文を読む力が強く求められます。
- 単語や構文知識が十分でも、一定分量の英文を「最後まで読み切る」「設問に答える」経験がないと、本番で時間切れやミスに繋がります。
- 語彙量や文法力と長文読解力の相関は非常に高く、普段から長文を読む練習を重ねることが不可欠です。
効果的な英語長文対策
- 頻繁に長文読解演習を行う: 様々なテーマやジャンルの長文を継続して読むことで、未知の単語やパターンにも耐性がつきます。
- 速読力と精読力の両方を鍛える: 制限時間付きの演習で速読力を強化し、精読も織り交ぜ正確に意味を取る習慣を持ちましょう。
- スキミング・スキャニングを意識: 文章全体の大意を素早くつかみ、設問で問われる箇所に絞り込む戦略が重要です。
- 音読を活用: 音読するとスピードと理解が同時に向上します。黙読・音読をあわせて練習しましょう。
- 設問から解くべき部分を事前に把握: 問題パターン別に“読まなくてよい個所”を見極め、解答に必要な情報を効率的に抽出します。
長文に慣れる
長文対策の最大の攻略方法は、慣れと音読。
noteでは、長文対策の練習問題を多数用意しています。早速チャレンジしてみてください!
→【note】 Penguin Mumとチャレンジ 英語長文対策 マガジン 練習問題ページへ】

まとめ
各種英語試験の長文問題は、最低でも200語、多いと1000語近い語数になります
.語彙・文法の習得だけでなく、「実践的な長文演習」を重視し、日ごろから大量の英文を読む習慣を身につけましょう。
#B011




