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新入社員も伸び悩んでる管理職も『仕事の基礎力(田中耕比古著)』を読んでやるべきこと

おはようございます.とんとんです.

とんとんは,こう見えて(見えないけど)実は読書家です.

最近は老眼のせいで,すこしペースが落ちていますが,それなりの量の本を読み漁ってきました.

名言もとても心に残りますが,名著も人生の糧になります.

なので,ぼちぼち紹介させてもらおうと思っています.

今日は,『仕事の基礎力(田中耕比古著)』を読んで,感じたこと,考えたこと,やろうと思ったことについて,書いてみます.

今日の1冊

『仕事の基礎力』

著者: 田中 耕比古

出版社 :すばる舎

装丁:単行本 208ページ

発売日:2016/11/19

ISBN-10:4799105639

この本との出会い

とんとんは,ものごとの考え方,見方が,ちょっと人とは違うようです.

とんとんが当たり前だと感じていることが,周りに人にはそうではないことが多いと感じます.

なので,最近は仕事の進め方について,みんながどう考えているかを知りたくて,いろんな書籍を調べたり読んだりしました.

その中で,見つけたのがこの本です.

この本について

おススメする対象

中堅のサラリーマン,昔でいう係長クラス.

チームリーダー,もしくはチームリーダーを目指している人におススメです.

もちろん,最近の若い世代に戸惑っている,ちょっとベテランの人にとっても,参考になると思います.

心に残った文章

本を読み進める中で,心に残った文章がいくつもあったので,引用していきます.

「脱・自分流」のやり方で,仕事の質を上げましょう!

(表紙裏)

まずはこの一言を表紙裏で見て,この本に興味を持ちました.

自分流が正しいとして,譲らないことが多い中,それを見透かしたように,自分流ではうまくいきませんよ,と言われているようでした.

自分流を脱することができるか,その必要があるのか,をゆっくりと読んでみたいと思いました.

反射的に動かない

作業をするのは,目的地を明確にしてから

これまでは,仕事でも,研究でもスピード感が大切とよく言われてきました.

いかに反射的に動けるかが美徳とさえ,考えていました.

でも,最近になって,そうではないと,痛感しています.

すべてのことに反射的に反応していては,体がもちません.

動く前に,本当に今すぐ動く必要があるかを見極めることが必要だとわかりました.

ある程度のスケジュールと予想される良い点,悪い点等を考慮した上で進めるべきということだと思います.

ただ,難しいのは,いつまでも悩んでばかりいて実行に移さないのと表裏一体ということです.

では,どうすれば手遅れにならないでしょうか?

「重要度」に目を向ける

緊急度ではなく,重要度

「重要度」「緊急度」は.ビジネス書ではよく見るフレーズです.

本当にやるべきは,緊急度ではなく,「重要度の高い仕事」です.

ですが,緊急度が高く,重要度が低い,仕事に振り回されることは多いですよね.

もやもやした気持ちを,振り払う言葉がありました.

やるべき仕事は増えても,時間は有限

その通り!!

時間は有限です.

それを忘れるから,「緊急度だけ高い仕事」に振り回されるんですね.

なので「重要度の高い仕事」の見極めは,重要です.

「正解」を求めない

上司も「正解」をもっていない

算数の問題ではありませんから,絶対の「正解」はありません.

「正解」は探しても,ないのです.

そして,上司,先輩もそれを知りません.

自分なりの仮説を持つ

自分の仮説をたてて,上司や先輩に「これが正解」だと納得させる必要があります.

少なくとも,上司や先輩を納得させることができないと,お客様を納得させることはできません.

ある仮説をたてて,先輩と打ち合わせをする.

残念ながら,仮説は先輩に論破されることが多いでしょう.

上司からは,他の仮説の提案も受けるでしょう.

これらを繰り返していくと,良い仮説に早くたどり着くことができるようになります.

自分なりの仮説を積み重ねてください.

クイック・アンド・ダーティーの法則

クイック,早く,速くって言われますよね.

改めて,書くことではないと思います.

そのあとの「ダーティ」が気になりました.

ダーティ??汚いですね.

速く汚く??ってわざと汚くするのか?

そんなことはないと思います.

汚くするのではなくて,きれいにする時間を使うな!!ってことではないでしょうか?

感想

チームを率いるようになって,つよく思ったのは最後の「クイック・アンド・ダーティーの法則」です.

下っ端のころは,時間をかけて,自分の中である程度まで完成させてから,上司にもっていってました.

それは,完成度の低いまま持って行って,けちょんけちょんにけなされるのがイヤだったからです.

でも,自分なりに90点くらいまで仕上げて持っていた時でも,こんなものを望んでいたのではない,,,と怒られてしまった経験もあります.

今では,これはダメなチームの典型だと思います.

チームのメンバーから,意見が出にくいような雰囲気にしてしまうのは,リーダーの責任ですし,あまりに適当なものを許してしまうのも,リーダーの責任です.

リーダーは,ある程度のラインの提示と最終目標の共有が重要任務です.

つまり,チームのメンバーはリーダーの考えと自分の理解が合っているかの確認を,早い段階で何度か実施して方向性をすり合わせる必要があるのです.

つまり,自分の中で「きれい」にするまえに,早く情報共有する必要があるということだと思いました.

まとめ

『仕事の基礎力(田中耕比古著)』 を読んで,考えたことです.

読書感想文みたいになりました.

この本には,仕事に向き合うときのヒントがたくさん並べられており,考えさせられることがたくさんありました.

行き詰っているひとに読んでもらいたい,とんとんのおススメの1冊です.

(とんとん)