おはようございます.ぐ~ままです.
【小学生から学ぶ雑学】シリーズ第2弾.
沸騰したやかんから噴き出す白い煙は,何でしょう?
たぶん,そんなこと知っていますよね? 先日,ぐ~ままも,小6のBoyから質問されました.
「水蒸気」に決まってるでしょ!
ちゃうねんで~
エエッ!???
やかんから出る白い煙って,水蒸気じゃないの??
はい.やかんから出る白い煙は水蒸気ではありません.
水蒸気は,水が蒸発した気体です.
そして,無色透明.目には見えません.
ということは,やかんからでる白い煙は,白く見えている時点で,水蒸気ではないということになります.
では,やかんから出る煙はいったん何でしょうか?
水が沸騰すると,蒸発して気体になります.これが水蒸気です.水が水蒸気として気体になるのは,気圧によって変化しますが,通常は100度.水は100度で沸騰するといわれますが,これは気圧が1気圧の場合で,高山など気圧の低いところに行けば,80度でも沸騰し,気体になります.
やかんの中で熱せられて100度になった水は,気体になり,水蒸気としてやかんの口から噴き出します.このとき,空気中に噴き出した水蒸気は,空気中で冷やされるため,再び水に戻ります.これが白く見える煙の正体です.
つまり,やかんの口からでる白い煙は,細かい水の粒で,もはや水蒸気ではないのです.水蒸気は目に見えないので,目に見えるようになった時点で,水に戻っていることになります.湯気は,この白く見える煙のことをさすので,水蒸気=湯気も間違っています.
この水蒸気の話は,ちゃんと小学校4年の教科書に載っていました.なので,ぐ~ままもン十年前に習っているのかもしれません.でも,いつの間にか,ぐ~ままの中では, 水蒸気 = 湯気 になっていて,やかんから出る白い煙は,水蒸気と思い込んでいました.
こんなことを知らなかった,もしくは忘れてしまっているのは,ぐ~ままだけじゃないはず.忘れてしまったり,間違った知識を正しいと思い込んでいることは,大人の中のあるあるじゃないかなと思います.なので,【小学生から学ぶ大人の雑学】.そうだったんだ~と思ってもらえることがあれば,うれしいです.
(ぐ~まま)
【考える力が身につく! 好きになる 算数なるほど大図鑑 】