
おはようございます.ぐ~ままです.
受験シーズンですね.我が家でも中学受験を終えたところです.
我が家の桜はつぼみのままで咲きませんでしたが,今は,終戦を迎えた実感がなく,受験勉強のない日常がどんなものだったかも思いだせない脱力の毎日です.
ですが,2学年下のGirlも受験すると言い出したので,忘れないうちに,この1年間で思ったことをまとめておきたいと思います.「受験の心得の備忘録」として.
塾は,勉強のやり方までは教えてくれない
まず,今回の受験を通して強く思ったのは,塾は勉強のやり方までは教えてくれないということです.
塾は,やるべき宿題は与えてくれます.その宿題を本当の意味でやり込める子は,塾に行って宿題をしていれば成績は伸びると思います.でも,それは,難関校をめざすような上位の子どもだけだったようです.
我が家のBoyのように,もともとそれほど勉強への向上心があるわけでもなく,下位クラスに在籍していてなんとなくいわれた宿題をこなすだけの子どもは,それではダメなのです. 塾に行くだけで子どもが勝手に勉強をして,成績が上がっていくのは幻想でした.
つまり,下位クラスの子どもは塾に頼りすぎてはいけない,ということです.
なぜか?
それは,「宿題のやり方を知らない」からです.少なくともBoyは,わかっていませんでした.そして,これはそんなことは塾で指導されていると思い込んでいたぐ~ままの失策です.塾は,こなせば力になる宿題を与えてくれましたが,肝心の宿題のやり方が分かっていない子が,若干置き去りになっていると感じました.
子どもは「やってる」「だいじょうぶ」と言うけれど
中学受験は親の受験とよく言われます.ですが,私自身が受験したときは,親から勉強を教えてもらったわけでも,手伝ってもらったわけでもなかったので,同じように考えていました.
つまり基本,子どもまかせ.
でも,結果的にはそれではだめだったのです.特に我が家のBoyは塾に行き始めたのが6年になってからと遅い目.それも災いして,塾の宿題はこなすだけで精一杯でした.それでも,宿題は 「やってる」「だいじょうぶ」 と言っていたので,その言葉を信じていました.
でも,成績は一向に上がりませんでした.実は,Boyの「やってる」「だいじょうぶ」は,うわべだけだったのです.嘘をついていたわけではなく,「やってるつもり」になっていただけだったのです.ぐ~ままがそれに気づいたのは,11月の終わりでした.
一番怖い「理解したつもり」
・わからない問題は,先生に聞くけどそこで自分で解きなおしをしていない.
・丸つけをして,間違った問題を見直すけど,その後にもういちど解きなおしはしない.(間違えた問題にチェックをしない)
・小テストの点数に一喜一憂し,解説を聞いてそれで終わりにしてしまう.
これが,我が家のBoyの問題点でした.つまり,聞いたり,答えを見て「理解したつもり」になっていたことです.
そしてこれが,塾はひとりひとりに勉強のやり方を教えてくれるわけではなかった,ということです.親が,できていないところを把握して,その問題をやり直すようにせめて声をかけてあげる必要があったのです.これが,中学受験は親の受験と言われるゆえんだったのだと気付きました.
もちろん,やり直し・解きなおしの重要性を自分で気づいて,じぶんでどんどんやっていける子であれば,成績も伸びるし,親のそんな声掛けは必要ないかもしれません.
ですが,成績が伸び悩んでいる子どもがいたら,ぜひ,解きなおしをしているかどうかを声をかけてあげてください. 「理解したつもり」 になっていないかどうか,確認してみてください.解説を聞いたり,一度解けたりしたぐらいでは,本当に理解しているとは言えないのです.
ぐ~ままは,今初めて勉強の本髄を知った気がしました. 勉強をしていくうえで,一番怖いのが「理解したつもり」 だということに,今更ながら気づきました.
Girlの受験の際は,同じ轍を踏まないようにしていきたいと思います.
(ぐ~まま)