おはようございます.ぐ~ままです.

突然ですが,あなたの街の郵便ポストは,何色ですか?

たぶん,「赤」ですよね.

現在の日本では,赤以外のポストは,あまりお目にかかりません..

その当たり前が,今冬,あなたの街で変わるかもしれません.

郵便ポストの色

郵便ポストの歴史

郵便ポストは,日本で郵便制度が始まった明治4年(1871年)に,誕生しました.

もともとは,木製の箱で,「書状集め箱」と呼ばれていたそうです.

その後,火事に強い鉄製の丸型ポストが,お目見えしたのが,明治34年(1901年)のことです.

この丸型ポストは目立つように,赤色で塗られたそうです.

これが,赤色ポストの発祥です.

その後,昭和24年(1949年)からは,丸型に変わり,より容量の大きい,角型が使われるようになりましたが,色は赤色がそのまま継承されました.

(以上,郵政博物館HP より出典)

赤以外の郵便ポスト

視認性を重視して,赤いポストが普及していますが,実は,ポストは赤でなければならない,という決まりはないそうです.

実際に,青いポストや茶色,グレーのポスト,また,各地の産物をあしらったご当地ポストなどがあります.

青いポスト

青いポストは,速達専用のポストで,昭和35年(1960)年に登場したようです.

主に速達郵便の需要の高い都市部に設置されていたようですが,現在では,速達用の投入口を備えた大型の郵便ポストが登場したことで,数は減りつつあるそうです.

戦前の紺色をした航空郵便専用ポストが,その前身です.

赤以外のポスト

もともと,目立つようにということで,ポストは赤色になりましたが,逆に景観を損ねる,という理由で,茶色,グレー,黒などのポストもみられます.

また,黄色や,ピンクなどのカラフルなポストもあります.

ご当地ポスト

いわゆるご当地ポストには,絵が描かれていたり,特産物をモチーフにしたものもあります.

例えば,上野動物園に設置されている,パンダの顔のデザインのポスト.

宮崎県日向市には,特産の日向夏をモチーフにした日向夏ポストなんていうのもあります.

日本国内には,いろんなポストはありますが,目にするのが多いのは,やはり赤だと思います.

実際,ぐ~ままが,赤いポスト以外で実物を見たことあるのは,青いポストのみです.

あなたの街にも金色のポストが登場するかも!

2021年夏 現在,いろいろな色のポストがありますが,金色のポストは今のところ,ありません.

それが,今冬,金色のポストがあなたの街にも登場する可能性があります.

それが,こちらのニュースです.

東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで金メダルを獲得した日本人選手の栄誉をたたえるため、ゆかりの地の郵便ポストを金色に塗り替え、選手の輩出地域を盛り上げる「ゴールドポストプロジェクト」を実施する

Yahooニュースより

この施策は,2012年のロンドンオリンピックの際に,イギリスで行われたものです.

日本の郵便制度は,そもそもイギリスの制度を手本としており,イギリスの郵便ポストも基本的には赤です.

ですが,たまにこんな,金色のポストを見かけます.↓↓

これが,ロンドンオリンピックの金メダリストの出身地に設置されたそうです.

当初は,金色は一時的なもので,すぐに赤色に戻す予定だったそうですが,好評だったため,そのままになっているのだとか.

上の写真は,小さな町の郵便ポストですが,地元の人の誇りなんだそうです.


東京オリンピック・パラリンピックは,新型コロナウィルスの感染拡大の懸念が払しょくできず,残念ながら,今のところ,イマイチ盛り上がりに欠けるようです.

そんな中で発表された今回の「ゴールドポストプロジェクト」も,賛否両論あるようです.

ですが,イギリスでGolden Postの実物を見て,また,町の人たちがいかにそれを誇りに思っているかということを目の当たりにしているので,私はいい施策だと思っています.

それこそ,ゴールドラッシュで,あちこちで金色のポストを目にするぐらい,盛り上げればいいなと思います.

(ぐ~まま)

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