
おはようございます.ぐ~ままです.
ぐ~まま一家は,3年前,とんとんの仕事の関係で,イギリスに約6ヶ月滞在しました.
6ヶ月は中途半端な期間で,滞在としては短かったのですが,それでも旅行とは違い,現地の生活を垣間見ることはできました.
日本との違いに,カルチャーショックを受けることも多々ありました.
せっかくなので,紹介と回顧録の意味をかねて,イギリスつれづれを書いていきたいと思います.
今回は,イギリスの小学校で驚いたことの第1段として,習熟度別グループについてです.
教室では,習熟度別グループがある
イギリスの小学校には,日本と違うところがたくさんあって,本当にいろんなことに驚かされました.
その中でも,一番驚いたのは,習熟度別グループです.
クラス分け自体は日本と同じような感じでした.
1クラス30人前後で,特に成績別,というわけでもなさそうです.
ですが,クラスの中で,教科ごとに習熟度別グループに分かれて,全く別の課題をこなすのです.
教室の机の配置
そもそも,日本とは教室の机の配置が違っていました.
日本では,全員が前を向いています.
ですがイギリスでは,グループごとに向かい合った配置です.
グループワークが多いせいもあるでしょう.
日本でも,班行動の時に机を向かい合わせにしますよね.
それと同じです.
常にその配置になっているのです.
グループごとに課題が異なる
そして,何より驚いたのが,その習熟度別のグループで,グループごとにこなす課題が違うということです.
なんでも横並びで,”公平”が大好きな日本の公立学校ではありえないことです.
宿題まで違います.
本当に驚きました.
アシスタントの先生もいるので,理解が進んでいない生徒には,丁寧な指導ができます.
できる生徒には,難しい課題を与え,応用力を磨くことができます.
グループ間移動も頻繁に行われる
このグループは,何かのテストの結果をもとに,一定の期間ごとにグループ分けをしているわけではなく,日々の成果をみて,決められているようです.
その証拠に,グループの変更が頻繁に行われます.
ある朝,「A君とB君,入れ替わって」みたいな感じで,かなりシビアな実力主義です.
もちろん,英語のわからない我が家のBoyは,最初はすべて一番下のグループでした.
でも,帰国直前に,算数だけは一番上のグループまで上り詰めたことが,彼の一番の誇りです.
日本の教育
日本の教育は,平等悪です.
公立の小学校で,習熟度別なんで導入したら,非難・反対の嵐が沸き起こるでしょう.
教育の在り方も,こんなにも国によって違うのだと改めて実感したので,共有させていただこうと思いました.
(ぐ~まま)